ちょっとした家庭菜園ができます、祖父も色々育てていました

祖父母が老後を過ごした家です。祖母が早くに亡くなったので長く祖父は一人でこの家に暮らしていました。決まった時間に起きて裏の山を散歩し夜は一合の晩酌をする。というような規則正しい生活をしていたので94歳まで生きました。 私が子供のころ夏休みは1ヶ月近くをこの家で過ごしました。寝坊助な私ですが何度か祖父と散歩をしています。蛇の脱殻を見つけたのはその時だけです。 上田盆地の夏は日中暑いのでそうめんにすることもあり庭からみょうがとしそとりをするのが私の役目でした。祖父の育てていたみょうがの中に入って花芽を摘むのが楽しかったです。夜になるとみどりのカエルが窓ガラスにはりつき白いお腹を見せにきていました。冬は隙間風があり家族でこたつに足を入れて寝ていました。寝息が白く立ち昇るほどです。 祖父は手先が器用で食器棚から物置を作り庭で使っていました。荷物の整理に行った時にナットを加工した指輪が出てきたのには驚きました。毛鉤の製作も頼まれることもあったそうです。 それがまたよく釣れると聞きました。 そんな祖父の思い出が詰まった家ですが空き家になって長いので手入れして使いたいと思われる人にお譲りします。建物は手入れが必要です。取り壊し等の相談にのります。 上田市と戸倉上山田温泉の間にある町です。四畳半の和室は以前に掘りごたつを使っていたようです。狭いですがちょっとした家庭菜園ができます。祖父はトマト、きゅうり、なす、へちま、みょうが、ネギ、しそ、かぼちゃ等を育てていました。