家いちばQ&A
建物が少し傾いている家でも売れますか?
傾いているというだけで売れないわけではありません。ただし、買い手が気にするケースのひとつではあります。
傾きについては誤解があることも多いため、少し説明します。よく指摘されるのが「床の傾き」です。歩いていて分かる程度の傾きがある場合です。このとき大事なのは、その傾きによってどのような不都合があるかという点です。
ひとつは使い心地の問題です。気持ちが悪く感じたり、家具を置くと傾いてしまったりすることがあります。もうひとつは、「建物が危ないのではないか」という構造上の不安です。この2つはまったく意味が違うため、分けて考える必要があります。
実際には、傾いているからといってすぐに危険というケースはそれほど多くありません。特に古い木造住宅では、長年の木材の伸縮や建物の歪みによって多少の傾きが生じていることは珍しくありません。日常生活で気になる場合でも、床を張り替えるなどしてレベル調整を行えば改善することもあります。
一方で、築年数が比較的新しい建物で大きな傾きが生じている場合には注意が必要です。工事の欠陥や地盤の問題が原因になっている可能性があります。特に宅地造成地などで盛土が行われている土地では、適切な地盤改良や杭補強が行われていないと、建物全体が傾いてしまうことがあります。この場合は床の補修だけでは解決できず、修復に数百万円以上かかるケースもあります。
もし傾きが気になる場合は、売主であっても買主であっても、ホームインスペクション(住宅診断)を利用することをおすすめします。費用はかかりますが、専門家による調査と報告を受けることで、建物の状態を客観的に判断できるようになります。
家いちば運営事務局
※上記の回答は家いちばでの売買における独自のものです
