不動産を直接売り買いする人たちの掲示板「家いちば」

売主さんへの手紙

あれから、こんな風に使ってます

茨城県鹿嶋市
E.Sさん

売主様が大切にされていたものを引き継ぎました

私の自宅がある場所は、昔は緑が多く静かな場所でした。近年急激に引っ越してくる人が増え、近所の目を気にして庭へ出ることを躊躇するように。自分たちの家なのに思うようにならないもどかしさから、思い切って新天地を探すことにしました。どうやって希望の家を探したら良いのかわからず、闇雲にキーワードを入れて検索していたら、偶然「家いちば」に辿り着きました。 まず戦時中海軍が使用していた「掩体壕」(えんたいごう)の文字が目を引きました。漢字が読めずに検索したところ、この土地の歴史を知るところとなりました。まさかこんな歴史的建造物が敷地内に建っているなんて、これはすごいことだぞ、とワクワクしました。 内見した時は、昔住んでいた家と間取りがよく似ていたので、何だか初めて来たような感じがしませんでした。広い畑と弾薬庫(家いちば調査の結果、掩体壕は弾薬庫と判明)は圧巻でした。サイトに載っていた畑の写真が弾薬庫の上から撮ったもののようでしたので、ダメ元で登らせてもらえないかとお願いしました。あんなに快くOKをいただけるとは…おまけに脚立まで出していただき、年甲斐もなく大はしゃぎで登ってしまいました。内見からの帰宅中、「この家に住みたい」と感じていました。ここでの生活が想像できたからです。他にもたくさんの方が内見にいらしたと伺っていたので、あんまりはしゃいで弾薬庫にまで登ってしまって、あれが原因で候補から外されてしまうのでは…と心配でした。 購入後にまずは水回りのリフォームをお願いしました。リフォームに時間がかかりそうでしたので、畑は移住が済んでから、ちまちまと始めるつもりでいましたが、まさか売主さんに約1年に渡り畑仕事のレクチャーをしていただけるなんて思いもしませんでした。隣接する土地の、地主の方々への挨拶の機会を設けてくださったこと、また近所にお住まいのご親戚の方にも声をかけてくださったことで、引っ越す前から顔見知りの方ができました。初めて住む土地で、本当に心強いことです。 売主さんとのエピソードで特に嬉しかったのは、北海道に行かれた際のお土産で、名前入りのフクロウの置物をいただいたこと。この移住を歓迎していただいてるんだと感じて、本当に嬉しかったです。 今後の予定としては、これから少しずつ荷物の移動をしつつ、まだ修繕が必要な箇所は自力で綺麗にしてから、生活の拠点を移していく予定です。全て移動し終えたら、思い出の詰まった今住んでいるこの家も、家いちばさんで次の方へ引き継ぎたいと考えています。 土地建物の購入は人生初めてのことで、わたしの知識不足やお家を引き継ぐまでに長い時間を要してしまいました。こんな私に、大切に守ってきたお家と畑を譲ること、さぞ不安があったことと思います。それなのに、お家のこと以外でも本当によくしていただきました。 お金で買えないものをたくさんいただいたと感じています。売主さんが大切にしてきたものを、今度は私が大切に守っていきたいと思います。 (2024年1月 現在) 【物件概要】 場所:千葉県旭市 土地:宅地 808㎡/進入路 145㎡/ 畑1,388㎡ 建物:69㎡ 2DK 構造:木造平屋/瓦・亜鉛メッキ鋼板ぶき

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