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大工が自分のために建てた淡路島の家、未完成の面白さがあります

兵庫県南あわじ市

台湾から帰国し、家探しも2ヶ月になろうかという頃、ついにこのスケルトンの家を見つけました。場所も便利、なのにプライバシーが保たれていて、家の中にいると人目は全く気にならず、まるで人里離れた穏やかな場所にいるみたい。何がすごいって、完成手前までできているこの面白さ。あとは、土の荒壁に中塗りや漆喰を塗り、床を無垢の木や畳にし、お風呂とトイレとキッチンのしつらえをするぐらいです。なんなら、自分でも楽しみながらできちゃいます。建てた大工さんは、この土地をご両親から相続し、自分のための家を建てていましたが、途中で他県の女性と大恋愛をし、家はそのままに、彼女の元へと行っちゃいました。もちろんそこで今も元気に暮らしていらっしゃいます。 すごく気に入ったと思ったその後、ちょっとの時間差で今暮らしている家を見つけてしまったのです。ということで、2ヶ月の家なき子から一転、家持ちすぎ子に。淡路島のどの不動産でも、「移住者の方はほぼみなさんその条件で探しているので、古民家で見晴らしがいい、環境がいい家なんてないですよ。とくに淡路島には、ねぇ。」と時には鼻で笑われ、ないないと言われ続けていたのに、いきなり2軒もフォーリンラブ。ですからこの家は、今の家と同じく自分たちで暮らすために買った家なのですが、持ち家2軒はやっぱり多いので、どなたかご縁のある方にお譲りすることにしました。 現状の壁は、土壁の荒壁(しっかり乾くほど良いとされています)です。この上から漆喰や聚楽を塗って仕上げます。(最近は漆喰を自分で塗って家造りに参加して仕上げる人も多いですね)シックハウスとか一切無縁の、気持ち安らぐ家です。床の基礎や木目が美しい天井は完成していて、コストがかかる水周りの配管、電気配線等は、すでに完成しています。平屋ですが、まだ天井をはるまえのダイニングから見える屋根裏は、大きな梁が美しく、子供の秘密の隠れ家にぴったりの予感。宿やカフェにするにも、面白いポイントになりそうです。 日当たりが非常に良いダイニングとキッチンの間の壁は、構造上とりはずしても大丈夫です。すると広いLDKになります。(壁がやけくそな感じに見えるのは、荒壁だから。荒壁の中は竹で組んだ竹小舞。しっかり乾燥していてよい感じです。)あとは、トイレや浴槽やキッチンを選び、床や壁の仕上げを自分好みにできる、という夢のような家です。間取りは3LDKにも、4DKにもできます。どの部屋からも緑が見えて、庭木がうまく目隠しになり、山の中の一軒家みたいに落ち着きます。とても静かで、風もよく通るし、日当たりも最高です。キッチンが明るくて気持ちいいのがものすごく気に入ったポイントのひとつ。写真を見ていただくと分かるように、きっちりとした良い造りです。 家をとりまく広い庭には、スモモの木2本、柿の木3本、金柑1本、夏みかん1本の果樹(どれもたっぷり実がなりました)と、生け垣やその他の木々に囲まれています。西側の壁は西日が差しこまないように壁になっています。家の中が明るく、静かでプライバシーが保てるようにとてもうまく庭や窓が配置されている家です。車もばっちり駐車可能だし、必要なければ土に戻して菜園にもできます。南あわじ市は自然豊かで温暖。刺激ものんびりも求めることができる、とても暮らしやすい環境です。神戸まで車で約1時間です。 【物件概要】※古屋付土地(現状渡し)となります 場所:兵庫県南あわじ市賀集福井 土地:約548㎡ 建物:約105㎡  構造:本瓦葺 築年数 20年弱ぐらい(でも未完成) 希望金額:850万円 ・室内にある道具や資材は、大工さんが置いていったままとなっています。必要ならば使っていただけます。 ・駐車場あり(3台~5台)

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